前回のプラン変更の時は分離プランと家族グループでまとめる囲い込みがなくなるくらいで、値下げというイメージはあまりなかった。
正直なところ誰もがお茶を濁しただけと思った事だろう。
私も内心そう思った。
しかし今回は本気だ
NTTに吸収され完全子会社化となった事で、いつものダジャレのドコモではない
完全な本気モードになっている。
ドコモ新料金プラン発表 オンライン手続き専用 読み方はahamo(アハモ)
ドコモは確かに本気モードだがネーミングセンスは相変わらずだ
▶︎発音しにくい
おそらく広告代理店の人間も含めて何時間も会議をして決めたんだろう。
目眩がしてくる。
報道発表資料はこんな書き出しになっている。
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、ニューノーマル時代を切り開いていくデジタルネイティブ世代にフィットした、月間データ容量20GBを月額2,980円(税抜)でご利用いただける新たな料金プラン、「ahamo(アハモ)」を2021年3月に提供開始いたします。
引用元:ドコモ公式サイト
きっと、この冒頭部分を考えたのは広告代理店の人間かNTTかドコモの意識高い系だろう。
想像してみてほしい
もしこんなことを朝イチで会社の上司や学校の先生が話し始めたらどうだろう。
きっと3分後には何を話していたかなんて忘れている。
ahamoという料金プラン自体はシンプルで分かりやすいものになっているのでそこはいいとしよう。
それでは大企業で働く高年収の会社員たちが、会議をして決めた新料金プランの名前の意味を見てみよう。
ドコモの新料金プランahamoの意味
ahamoに込めた思い
余計なお世話だと思ってしまいそうだが進めていこう
- 「未知の物事を瞬時に理解すること」を意味する「アハモーメント」
- 「なるほど」という相づちの英語表現「Aha」
- 「楽しい時にアハハと笑う」感嘆詞としての「アハ」
どうやらドコモはNTTの子会社になって、ダジャレを封印して語呂合わせを始めたらしい。
報道発表資料はずらずらと長大な文章が続いているので、ここからはポイントをまとめたいと思う。
ahamoの提供開始時期
2021年3月予定で提供開始日が決まり次第お知らせしてくれるそうだ。
ahamoの資料を見ていくていくと決まってない事だらけで発表をしたという感じ。
インフォメーションセンターにahamoのここってどうなんですかと問い合わせたが、待たされたうえにまだ詳細は分かりません決まり次第発表していきますという回答だった。
こんなに何も決まってない状態で発表するなんて、ユーザーはいいとして問い合わせを受けるショップスタッフも大変だろう。
オンライン専用となっているから店舗で手続きできないのに聞きに来るだけの来店者がやってくる事になるだろう。
ahamoの料金
ギガホとギガライトの中間設定のようだ。
まとめるとこんな感じ
- 月額料金:2,980円(税込3,278円)
- データ容量:20GB 上限超えると送受信最大1Mbps
- 通話:1回当たり5分まで無料
- 4G・5G利用可
- データ量の追加1GB/500円(税込550円)
- かけ放題オプション:1,000円(税込1,100円)
いま現在発表されている内容はこんなところで、これまでの料金プランとahamoの大きな違いは個人契約専用で法人では契約できないということ。
しかも情報ではプランを新しく作ったというよりは、SoftBankに対するYahooモバイルのようにサブブランドとしてスタートさせたかったのに、国からの圧力でドコモの料金プランとに変更したそうだ。
そのためシステムが対応していないので、システム対応が完了する2021年5月までは他社から乗り換えする手続きをしなければいけない。
一企業に国がここまで介入してくるとは実に恐ろしい。
ユーザーは値段が安くなって良かったと喜んでいる場合ではない。
ahamoの受付・申込場所
ドコモの料金プランではあるが、ahamoはオンライン専用ということで月額料金を安くしているのでドコモショップへ行っても何もしてくれない。
ahamoはインターネット環境と読み書きができる人たちを対象にしている。
▶︎ahamo専用アプリ
申し込みから手続き全般を専用サイトや専用アプリでやっていくようになっている。
ちなみにahamoは問い合わせさえチャットだ、インフォメーションセンターでは対応してくれない。
読み書きできない人間は文字を学ぶか、ドコモショップ対応プランを高い料金払って使うがいい。
ahamo専用サイトは今のところ、かなりサイトの読み込みが遅い
ドコモとは思えない浮かれたビジュアルをトップに使っているからだろう。
読み書きとスマホの操作ができれば問題なさそうだが、これだけ簡単な作りのサイトでも機械に疎いので分からないとドコモショップへ駆け込む人が多そうだ。
ahamoは20GBを海外でも使える
日本国内で使っている20GBをそのまま海外で使えるのは便利だ。
ahamoは海外82の国で使えるようになっている。
ahamo対応エリア
ここからはahamoのデメリットと先行エントリーについて紹介しよう。
ahamoのデメリット 正直無いと思う
今出てきている情報内ではあるが、ahamoにはデメリットらしいものが見当たらない。
ひとつあるとすればキャリアメールが使えなくなるくらいだ。
「@docomo.ne.jp」このキャリアメールがahamoでは使えないんだが、私はスマホを使うようになってからほとんど使っていない。
Twitterを検索してみたが、キャリアメール不要論が多数を占めている。
ahamoに変えるデメリットとしてキャリアメール使えなくなるって言われてるけど、今日日キャリアメールなんて使えなくなっても大して問題なくないか?
— アンドレア (@Dssna) March 3, 2021
むしろ邪魔くさいメール切り捨てるいい機会くらいに思うけどなぁ
いまだにキャリアメールに拘るユーザー層はそもそもターゲットになっていないというのに。 https://t.co/UsQiwb9G3d
— takacci_mobilefreak (@takacci0714) March 8, 2021
↓キャリアメール擁護派もちゃんといる。
安いけどキャリアメール使えなくなるからahamo へは切り替えない
— まゆぴ♡2 (@shojun_lover2) March 4, 2021
一応、ドコモメールにはWebメールといって2段階認証をすれば、インターネット対応端末からどこもメールが使える。
だいたいSIMカードが入ってないと使えないメールなんて使い勝手が悪すぎる。
周りがみんなガラケーばかりでiPhone3GSとBlackBerryくらいしかなかった11年前に、私がスマホをメイン端末にしたのもSIMカードが入っていないといけないという制約から抜け出したかったからだ。
ネット上では20GBでは足りないなどの意見もあったが、それなら自分にとってベターなプランがある会社を探すかNTTの株を買い占めればいい。
まだシェアパックを組んでいればその中でうまくやる選択肢もあるかもしれないし、データ量をたくさん使いたければギガホにすればいい。
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ahamoはドコモが出したとは思えない本気モードのプランだ。
十分契約に値するものだ。
もう少しの間は安く維持しておきたいというなら楽天モバイルがおすすめだ。
4月7日までは1年無料で使える。
ahamo先行エントリーキャンペーン
やっとドコモが本気になったプランahamoには先行エントリーがあるぞ。
ここまで読んでahamoに変えようと思ったなら早めに申し込めばポイントがもらえる。
先行エントリーでdポイントが3,000ポイント分もらえる。
- 2020年12月3日〜ahamo提供開始前日までのエントリー
- ahamo提供開始日〜2021年5月31日までに契約
もらえるポイントは期間限定・用途限定なので注意が必要だ。
▶︎ポイントが入るのは条件を満たした翌月15日ごろ
▶︎ポイントの有効期間は6ヶ月
▶︎ポイントの使い道は限られている
ドコモ料金プランahamo まとめ
- 月額料金は
- データ容量は
- 全ての手続きはネットから、問い合わせはチャット
日本は諸外国に比べてスマホの料金が高いと言われている。
そして識字率も高いそうだ。
月のデータ量1GB以上使って文字が読めてスマホが使える人にはahamoはお勧めだ。
ahamoは3大キャリアのドコモにしては、大変コスパの良い料金プランだ。
このプランに対抗できるのは今のところ0円の楽天モバイルしかない。
高品質のデータ通信を20GB使えて2,980円はなかなか頑張っていると思うので、私は積極的に勧めていきたいと思う。
相変わらずドコモは商売が下手だ、ジャンケンで先にパーを出しているくらい呑気なもんだ。
しかし、それはしょうがない。
NTTが過半数の株を持っていて、ドコモに入社しても部長以上の役職はNTTからやってくる。
そしてNTTの株は政府関係が抑えている。
社内で目立たないように会社員生活を全うすれば多額の退職金がもらえる。
新入社員で入社して10年勤務したある社員の退職金は500万円だったそうだ。
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